プロローグ
今は一言に和室と言っても、モダンな和室、昔ながらの伝統的な和室、リビング続き、小上がりなど様々な和室があります。間取りのヒアリングの際に和室を作りたいという理由はそれぞれ。
親戚が泊りに来た時の為に。
子どもの遊び場所として、勉強スペースとして
ご飯を食べるスペース
自分たちの寝室
両親の寝室
等と、様々な思いがあります。
そこで今回は和室のみにスポットをあてた、『渡建が作った和室』を特集としてお伝えいたします。どんな和室が自分好みか確認しながらご覧ください。
和室の真壁仕様と大壁仕様
木造住宅での壁の納め方には、大壁工法と真壁工法の2種類の工法がありあます。大壁工法とは壁の柱が見えないように納めるのに対し、真壁工法は柱が見えるように施工していきます。
真壁工法
昔ながらの伝統的な和室。
和室の真壁工法は構造材の柱が部屋側に見えてきます。その為、柱に割れや節があるのを好まないので、化粧されたきれいな柱を使います。構造材が杉等の無垢材であれば、柱が見える面は無節(節の無い)の柱を使用します。
ただし、無節の柱を使用するため、また、手間がかかるため、大壁和室よりも施工費が高くなります。
大壁工法
現代風の柱を見せない和室。
工期短縮や施工の簡素化などから大壁和室が多くなってきました。アパートに住んでいる方はこちらの和室の方がイメージにあると思います。
もちろん柱が見えないので、節の無い柱を使う必要はない為真壁和室よりも施工費が安くて済みます。
二間続きの和室
今では少なくなった二間続きの和室。
真壁和室でランマ、雪見障子、神棚、仏壇など、伝統的和室となっています。
親戚一堂に集まるにはやはりこのくらいの広さが必要。奥の部屋を寝室にするなど、有効に利用できるようにフレキシブルに間取りを設計することが重要になってきます。
リビング続きの和室
リビングの雰囲気にあわせて、モダンな和室に作ったり、かわいい和室にしたりする事もできます。その際に建具は襖ではなく、既製品の建具を用いて、まわりの雰囲気に合わせることもできます。
小上がり和室
先に述べたリビング続きの和室で、床を他の床面から20~30cm位高くする、『小上がり和室』にする方もいます。
段差を利用して収納を設けたり、掘りごたつや机を設ける事もできます。床面を高くした分だけ、天井が低くなるので注意が必要です。
神棚と仏壇
神棚と仏壇は上下重ならないように配置します。方向は神棚と仏壇が南、または東の方向を向くように配置するのが一般的です。
今お持ちの仏壇を使いたいという方は、あらかじめ仏壇の寸法を測って置くことが重要です。今は、建物に合わせた、小さめの仏壇や神棚もありますので、建物の雰囲気に合わないなと感じている方はそちらも参考にしてみてはいかがでしょうか?
和室ではなく、洋室に神棚と仏壇を作る方もいます。
まとめ
一色単に和室と言っても昔ながらの和室からモダンな和室、畳コーナーまで幅広くあります。家作りを行う上で和室が必要なのかも家族会議で上がると思います。
どのような和室が好みなのか、どのような生活スタイルなのかイメージすることが重要です。
『やっぱり畳はいいな~』
平日8:00~18:00はお電話でのお問い合わせも承っております。
※電話番号は、おかけ間違いのないようご注意ください。