消費税増税について
2019年10月から消費税が10%になります
生活必需品のまとめ買いをするっていう方も多いと思います。
それにともない、軽減税率が適用されたり、次世代住宅ポイントが発行されるなどの補助事業も施工されます。
今後はヨーロッパを見習って20%くらいまで上がるだろうと言われています。
他国の消費税は?
以下は私の個人的見解です。
まず、ヨーロッパの消費税(付加価値税)は22%生活必需品は約4%と言われていますが、なぜそんなに高いのでしょうか?
EUの農業大国であるフランスは大農家がたくさんいます。ワインも有名です。そこでもし、作物が取れなかったら?
法人税が少なくなり、国の税収減。もしくは、たくさん取れたのに不作だったからとごまかす人がいたら・・・
という理由から、最も安定して税収の見込める間接税が高い税率となっているのかなと思います。(注:個人的な意見です)
日本の消費税の流れ(おおまかな)
1977年
消費税5%導入提言
1978年
消費税5%閣議決定 →反発→廃案
1986年
『導入しない!って言って選挙の後に導入しよう作戦』→大批判→廃案
1987年
『5%じゃなくて3%だったらどうですか?なんかいい人作戦』→成功→成立 増収は福祉財源
1994年
『2%だけあげます作戦』3%→5%に増税
2009年
『消費税は4年間あげないよ作戦』→支持率上昇
2010年
『10%にします!』 → 選挙大敗
2011年
『段階的に→8%→10%にする』→税収は復興財源にする。震災もあったししょうがないか・・・
2019年10月
10%に増税 軽減税率
というように、消費税の話しをすると選挙に負けてしまう恐れがあるから、間をとってちょびあげしつつ、なんだかんだで10%になっております。そのぶん法人税はどんどん減税になっています。
増税を批判するつもりで言っているわけではない事を重ね重ねご理解いただきたいです。が、今後の建設業界の動向は、前回の経験からある程度予測できます。
さて、今後建設業界、住宅会社はどうなっていくのでしょうか?
住宅会社と消費税
さて、今回10%になるということで、建物金額もそれに合わせて消費税10%になります。(2%UPです)。土地は消費税がかかりません。
2000万円(税抜)の建物であれば40万円のUPになります。ただし、増税前に建てた建売であれば・・・
いまから、起こりえる事は、消費税増税による輸送コストのUP、原材料のコストUPなど、建物の原価も値上がりします。つまり、2%のUPだけではなくなります。
2019年1月~3月に各メーカーから値上げのお知らせが届き、2019年4月に注文住宅の価格改訂の流れになるのではないかと予想されます。
前回の消費税5%→8%の時は復興需要の資材不足、人材不足も重なり、建物価格が10%~15%UPしました。さて今回は・・・
まとめ
・増税後の建築で次世代住宅ポイントがもらえる
・固定資産税の優遇など税制の優遇
・消費税増税になると、それに伴い建物の原価もUPする。
・おそらく2020年4月あたりが価格改訂になるかも。
平日8:00~18:00はお電話でのお問い合わせも承っております。
※電話番号は、おかけ間違いのないようご注意ください。