住宅の構造
住宅の構造には大きく分けて
・木造(在来、2×4)
・鉄骨造(軽量、重量)
・RC(鉄筋コンクリート)
があります。
渡建の仙南の家では木造住宅(在来工法)となります。ここでは、ワタケンの注文住宅【仙南の家】の構造について、寄り道をしながらできる限り簡単に説明いたします。
木材の種類
木といっても、杉、松、檜、ヒバ、栗、柿等たくさんの種類の木があります。
そこで渡建で使用している木材の種類を一覧にしましたのでご覧ください。
土 台:乾燥材 米ヒバ 120×120(mm)
柱 :乾燥材 スギ 120×120(mm)
通し柱:乾燥材 スギ 120×120(mm)
隅 柱:乾燥材 杉 120×120(mm)
梁 :乾燥材 米松 120×120(mm)以上
主要構造材はすべて芯持ち材を利用します。
画像左の集成材は一般的な木材よりも1.4倍の強度と言われています。そして狂いが少なく、ハウスメーカーでよく利用されています。
しかし、集成材の寿命は接着剤の寿命と密接な関係があると言われていて、無垢材よりも短いと言われています。
そこでワタケンでは、加工された張り合わせの木材ではなく、本物の木(芯持ち材)を使用します。
もちろん狂いが無いように乾燥材を必ず使うようにしています。
※ちょっとより道
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乾燥材
仙南の家の構造で使用する木材は乾燥材(含水率20%以下)を利用します。といってもほとんどの住宅会社は乾燥材を利用していますが、なぜ乾燥材がいいのでしょうか?
伐採されたばかりの木材(生木と呼ばれる)は含水量が(35~80%)程度あります。この木材を乾燥させていくと、割れが入ったり、曲がったり、と狂いが発生します。
しかし、15%程度になると自然の状態で平衡状態になり、狂いが少なくなります。
そのために、乾燥材を利用するわけです。また、木材は乾燥すると強度が強くなる特性を持っています。
乾燥材を使う事で、狂いの無い強度の強い建物を建てることができます。狂わないので気密性断熱性もよくなりますね。
床断面
床の断面になります
土台の上に28mmの合板を貼り、その上にフロアを貼ります。
複合フローリング(12.5㎜)を施工の際は、厚み40mmにもなり、荷重に耐えられるしっかりとした床になります。
写真の模型は、渡建2階のサンプルルームにありますのでご覧になりたい方は一言お声がけください。
耐力壁
耐震性を高めるために、外周に耐力壁をはります。
以前は(今もありますが)外周部に筋交い(筋違い)と言われる、耐震補強を行っていました。つっかえ棒のように斜めに木材を設置しているやつの事です。下画像参照
耐力壁を利用することで、建物を面で押えるので、筋交いの2.5倍以上の強度があります。また、筋交いがあることで断熱材が入れられないといったことが無くなるので、断熱性能気密性能も良くなります。
まとめ
仙南の家の構造に関してでしたが、ほとんど構造材のお話になってしまいました。
構造はハウスメーカー、工務店によってそれぞれ異なります。
構造の話しはどちらかというと後回しになりがちですが、担当者に一通り確認してみるのもいいでしょう。一般的にはどこかのタイミングできちんと説明していますので、資料を読み返してみるのもいいですね。
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