リビング 薪ストーブ

暖かい家を作るには#02断熱編その2

前回までのおさらい

断熱編その1で、家は断熱しなければ快適な暮らしができないので、各地域に合わせた断熱を行わなければいけないんだよ。と言う事をお話ししました。

では、今回は断熱材の種類について簡単にお話ししていきます。今回も難しい話しは一切ありません。

断熱材の種類

断熱材の種類は大きく分けて3つ。

①繊維系断熱材(〇〇ウール)
②発泡ウレタン系断熱材(吹付断熱)
③プラスチック系断熱材(発泡スチロール系)

になります。

各断熱材のメリットデメリット

断熱材はメーカーによって様々です。
また、各工務店、ハウスメーカーによって使う断熱材も異なれば、地域によっても変わってきます。沖縄と仙台では気候も気温も違います。
そこで各断熱材の特徴を簡単にご説明いたします。

①繊維系断熱材

・メリット
材料コスト、施工コストが最も安い
切断・曲げなど自由に加工できる

・デメリット
隙間なく施工するのがむずかしい。
水で濡れると断熱性能が失われる。

・その他
グラスウールはガラス繊維で出来ているので触るとちくちくします。

吹きつけ断熱

➁発泡ウレタン吹付

・メリット
隙間なく断熱材を施工できる
粘着力がありずれ落ちる心配がない

・デメリット
繊維系に比べコスト高

・その他
一部の情報で燃えやすいと言われています。燃えないわけではありません。300℃~400℃で燃焼し炭になります。しかし石膏ボードの内側なので火災の際に一気に燃え広がる可能性はありません。壁の石膏ボードを貼らない家なら話しは別ですが・・・

③プラスチック系断熱材

・メリット
水・湿気に強い、軽量で加工が容易

・デメリット
熱に弱い
繊維系と比べるとコストが高い
加工の際にゴミ(切りくず)が発生する。

・その他
床下や外断熱に使われることが多い

まとめ

一言で断熱材と言っても多種多様でそれぞれメリットデメリットがあります。その中から、工務店、ハウスメーカーは地域特性に合わせ、価格帯も考慮し自社の商品にあった断熱材を採用しています。

もちろん、断熱性能も様々です。断熱性能が高い基本仕様の家もあれば、エリアの基準ラインの断熱仕様を基本仕様にしている家もあります。

(エリア毎の断熱材の基準ラインは#01断熱編その1をご覧ください。)

単純に本体価格だけでは比較できないところになるので注意が必要ですね。

ちなみに渡建は

床:プラスチック系
壁:内外W断熱
 (内側)発泡ウレタン
 (外側)プラスチック系
天井(屋根):発泡ウレタン

となっています。

次回は『暖かい家を作るには#03気密編』についてお話しします。

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